いなべ市藤原町にある藤原薬師山 紫光窯で、「窯炎と薪能」が開かれました。
はじめにイベントに向けて能を学んできた小学生から高校生までの11人が仕舞を披露しました。
仕舞は能の見どころとなる部分を面や衣装を着けずに舞うもので、
堂々とした姿に会場から拍手が送られました。
「窯炎と薪能」は今年、「森光子の奨励賞」に選ばれました。
壇上では森光子芸能文化振興財団から
紫光窯の窯主、林晃子さんと活動を支援する紫の会会長、三輪了啓さんへ盾と副賞が手渡されました。
財団によると、
長年、地域文化の拠点として焼き物と能を合わせたユニークな薪能を開催し、
子ども達が古典文化に触れる機会を作っていることが評価されたということです。
式典の後、半能「織部」の上演がありました。
関ヶ原を訪れた松尾芭蕉が茶人として知られる武将、
古田織部の幽霊と出会う物語で
イベントの10回を記念して作られました。
紫光窯がある古田篠立地区の素晴らしさを表現した創作能「織部」は、
数年に一度この薪能でのみ上演されています。
訪れた人は、幻想的な空間で演じられる幽玄の世界を満喫していました。