柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから
子孫繁栄を願う縁起物とされるかしわ餅。
CTYのすぐ近く、本町通り商店街にある餅店 もち市には、
朝からかしわ餅やちまきを買い求める人が
絶え間なく訪れていました。
店主の加藤健造さんによると、
今朝はいつもより2時間早い午前2時から仕込みを始めたそうです。
今日一日で、かしわ餅は700から800個作るそうですが、
午前中には売り切れてしまうということです。
もち市は昭和2年創業で
良質な国産材料にこだわって製造しています。
昨今の物価高で、米粉だけでなく砂糖や小豆など
材料全てが値上がりしているということですが
かしわ餅は昨年に比べて10円値上げしたのみ。
加藤さんは「正直厳しいが、お客さんに買っていただくことを考えると
これ以上は上げられない」と話していました。
かしわ餅を購入した人は
「毎年買いに来ている。ここのが一番おいしい」と
嬉しそうに教えてくれました。