菰野町郷土研究会第500回特別記念オープン講座には
千種地区の住民およそ150人が参加しました。
テーマは、音羽区にある虚空蔵寺の秘仏、「虚空蔵菩薩」。
今年作られた民話「こくうぞうさん」を「民話サークル・こもの菊」の永田美治さんが披露したほか、
地元の浄正寺副住職、藤井隆道さんが虚空蔵菩薩の歴史を語りました。
国見岳の山中、旧三嶽寺にあった虚空蔵菩薩は、
戦国時代に織田信長軍の焼き討ちの際、
一人の僧侶が救い出し浄正寺に持ち帰ったと伝わっています。
明治時代以降、廃仏の危機を迎えた時は
住民が寄付をし合って仏像の保管やお堂を建設するなど、およそ450年にわたって大切に守ってきました。
現在も毎月の月参りと8月の開帳が続いていて
藤井さんは、「音羽の先人は仏像を守ることで住民が互いに助け合い絆を深める、
温かいふるさとを残してくれた」と述べました。
千種小学校の児童への地域学習など
500回に向けて取り組んできた
菰野町郷土研究会代表理事の中村誠さんは、
「多くの人に地域の歴史の魅力を感じてもらえたら」と話していました。