菰野町では、戦争の記憶を継承し、
平和への思いを深めてもらおうと
毎年、「平和祈念の集い」を開催しています。
およそ100人が集まった12日は、
「北海道とユダヤ人約2万人を救った男
~樋口季一郎について語る~」と題し、
明治学院大学名誉教授で、
孫の樋口隆一さんが講演しました。
兵庫県出身の樋口季一郎は、
第2次世界大戦の際、
陸軍中将まで昇進した人物です。
1920年代から
諜報活動を行う特務機関員としてヨーロッパで活躍。
関東軍ハルビン特務機関長だった1938年
ソ連と満州国の国境において、
迫害から逃げようと押し寄せた
ユダヤ人難民の入国を認めさせ
およそ2万人の命を救いました。
また、終戦後には北海道に侵攻してきた
ソ連軍に対して防衛戦を展開し、上陸を阻止しました。
祖父の足跡を語った樋口隆一さんは、
「先人の功績を知ることで、
平和の尊さや世界情勢を考えるきっかけになれば」
と話していました。