四日市公害と環境未来館では、
四日市公害を経験した人の話を聞き、
公害の歴史を継承しようと、
毎年、講演会を開いています。
12日は、元中日新聞の記者で、
四日市公害を取材した、
桜美林大学名誉教授の伊藤章治さんが講演しました。
伊藤さんが特に強調したのが、
歴史に学ぶということです。
戦前には、別子銅山や日立鉱山などで、
排ガスによる煙害が発生し、
改善策に取り組んだ事例がありました。
しかし戦後、
四日市にコンビナートが形成された際、
こうした過去の事例や経験が
十分に生かされず、公害につながりました。
伊藤さんは、過去の公害の歴史を学び、
早い段階で発生源への対策を取っていれば、
公害の状況は変わっていたかもしれないと話し、
「歴史に学ばないものは、過ちをおかす」と、
過去を知ることの大切さを訴えました。