大四日市まつり2日目、
8月2日の「郷土の文化財と伝統芸能の日」に出演する『甕破り』。
中国、宋の時代の政治家 司馬温公が高価だった甕を割って
中に落ちた子どもを救い出したという逸話を再現したからくり山車です。
一度空襲によって焼失しましたが、
四日市商店連合会の会員と商店主の有志によって復元。
完成したのは平成2年です。


山車の保存と広く市民に人形の華麗な演技を楽しんでもらおうと
四日市商店連合会 甕破り山車保存会によって守られています。
7月19日、保存会のメンバーが山車蔵に集まり
大四日市まつりに向けた練習を行っていました。
【ウラ話①】長年共にしたメンバーと息を合わせて行う演技
四日市市出身の三味線奏者、松永義仙さんが作曲した音曲に合わせて
子どもの人形が甕の周りを動き回る「はなれからくり」は、甕破りの見所となっています。
特別に山車の中で、からくりを操作する様子を見せていただきました。



手、足、顔、胴体を複数人で器用に操作します。
26、7年人形を操っているメンバーは、
『甕の上に乗って、遊んで、太鼓を叩いて、甕に落ちる。この操作は見ているよりもとても難しい』
と話していました。
皆さんで息を合わせて動かしているんだそう。


どんな風に操作しているのか…
人形の細かな動きには、長年培われた技術が光ります。
紐の先には、木の札が付けられていて
「右」「右手上げ」「左手ヨセ」「左手上げ」など
人形のどの部分を動かすものなのかが書かれていました。
一本一本の紐を細かく操作すると
メンバーの手の動きに合わせ、人形たちがまるで命を持ったように動いていました。
【ウラ話②】山車の装飾にも注目
なかなか近くで見る機会の少ない、甕破り山車。
装飾にも注目です。


中国の物語ということもあって、
中国の華やかな彫刻が施されているのも魅力です。
山車の裏側には、「破甕救児」の物語を表した彫刻も。
山車をよく見てみると新たな発見があるかもしれません。
甕破り山車保存会 会長 森修平さんは
「山車の焼失など、色んな波を乗り越えて甕破り山車は受け継がれてきた。
自分たちだけではなく他の山車団体もみんなで協力して
大四日市まつりを盛り上げていきたい。一緒に頑張っていきたいと思っている。」
と話していました。


甕破り山車の演技に注目です。
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