【大四日市まつり】岩戸山に聞いた『ウラ話』

大四日市まつり2日目、
8月2日の「郷土の文化財と伝統芸能の日」に出演する『岩戸山』。

アマテラスオオミカミが隠れた天岩戸の前で踊った
「アメノウズメノミコト」の神話を題材にしたからくり人形です。

岩戸山は隣接の蔵町に明治初期から伝わる山車でしたが、戦災で焼失。
現在の山車は、本町通り商店街の有志が週に3回、
自店を閉店した後に集まり手作りで復元されました。


【ウラ話①】山車のほとんどが商店街の人々の『手作り』

岩戸山山車保存会の代表、名倉宣則さんに話を伺いました。

『商売が終わった後、商店街のみんなで集まり19時から21時頃まで制作していた。
 手作りだからこそ愛着がある。
 手作りというのを聞くと面白いでしょう。それもみなさんに知ってもらいたい。』とのこと。

アメノウズメノミコトの頭部はプロの人形師「八代目玉屋庄兵衛」さんに頼んで
制作していただいたそうですが、
それ以外は全て商店街の有志の方々の手作りです。

『狸の毛も貼り付けたんだよ』と名倉さんが教えてくれました。

あの大きなからくり山車を作り上げたという驚きもあり、
より細かな部分まで見てみたいという気持ちにもなりますね。


また、今年はアメノウズメノミコトが着る巫女装束が新しくなり
7月17日にお披露目されました。

岩戸山山車保存会の髙田元男さん、加藤健造さん、OBの宮﨑良治さんの3人が集まり
新しくなった巫女装束とからくり山車の操作確認を行いました。

「岩戸山は半年かからずに制作した」
「岩は重そうに見えるが発泡スチロールでできているんだよ」と色々な話を聞かせていただきました。

狸が腹鼓を打ちながら睾丸を大きく膨らませるシーン。
狸のユーモラスな姿が面白いですよね。
睾丸を膨らませるのに使用しているのは、実はこんなからくりです。

昔はこうもり傘を使用していましたが、重さがかなりあり大変だったそうで
人形師で狸を担当する髙田元男さんによって改良されました。
湾曲している部分は竹でできていて、
「竹」を使うというのは玉屋庄兵衛さんからのアドバイスだったといいます。
髙田さんは、人形や睾丸の部分など「からくりの経験や知識はなかったが独学で制作した」と話していました。


【ウラ話②】普段岩戸山はどこに保管されている…?

現在、岩戸山は四日市市本町にある「本町プラザ」の1階に展示されています。
皆さんは足を運んだことがあるでしょうか。


大四日市まつりの際、どのように運び出されるのか…不思議に思いますよね。

この屋内からの出し入れが大変なんだとか…
アメノウズメノミコト、狸、前岩塊、側面岩塊2個、見返り幕など一部分を下ろしたあと
大きな山車の台車を本町プラザの出入り口から運び出します。

本町プラザの出入口は、中扉と外扉の自動扉になっているため
そこを通して外へ出すのがとても難しいそうです。

大切な山車を傷つけないように慎重に。
上部、側面は山車の台車と隙間が数センチしかないそうです…。

岩戸山山車の装飾など、「近くで見てみたい!」という人は
ぜひ、本町プラザへ足を運んでみてくださいね。

アメノウズメノミコトの巫女装束の新調については、
7月22日(水)放送のケーブルNewsでもお伝えしました!
ぜひ、下記動画をご覧ください。

岩戸山は8月2日「郷土の文化財と伝統芸能」に出演予定です。
新しくなった巫女装束にも注目しながら、演技を楽しんでみてください。


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