26日・27日の2日間、四日市市富田地区で
「鳥出神社の鯨船行事」が執り行われました。
鯨を仕留める演技により、大漁や富を祈る民俗行事です。
金箔や漆などで豪華に飾られた船と張りぼての鯨の激しい攻防は迫力満点です。
今年は、中島組神徳丸・南島組感應丸・古川町権現丸の3艘が、
町や神社境内を練りました。
古川町権現丸は、「海面が静まった凪での漁」を表現しています。
また、10数年ぶりに「親鯨」を新調しました。
えんじ色の法被がトレードマークの中島組神徳丸。
船の屋根や横幕には「昼の海を渡る龍」と「太陽を翔る龍」の刺繍が施されています。
本練りが行われた鳥出神社の境内には、
勇壮な演技を一目見ようと多くの人が訪れ、
一緒に掛け声をしたり、声援を送ったりしていました。
南島組感應丸は、最も海がしけている激しい波に繰り出す鯨船です。
力強い太鼓の音と唄は、
嵐の中、荒波を突き進む勇ましさを表現しています。
鯨と船が何度も攻防を繰り返したのち、
羽刺しが鯨を仕留めると、大きな拍手が送られました。
また、「ユネスコ無形文化遺産」の登録から
10周年の記念として、3つの船が勢ぞろいしました。
訪れた人は写真を撮ったり、各組の会員と交流したりと、鯨船に親しんでしました。