四日市市の「山画廊」で三重を代表する画家3人の作品展が開かれています。
三重で生まれ、活躍した浅野弥衛さん、小林研三さん、伊藤利彦さんの作品、
合わせておよそ60点が並びます。
油絵や水彩画、パステル画、銅版画、ウッドレリーフなど技法も様々です。
鈴鹿市出身の浅野さんは、絶妙なバランスの線描が特徴です。
フリーハンドの鉛筆で描かれた縞シリーズや、
油絵の具で塗った白い下地を引っかき、線を浮き上がらせる作風は独特です。
ウッドレリーフという立体的な表現が代表的な四日市市出身の伊藤さん。
こちらの作品は、扉を閉じるとリンゴが完成する仕組みで誰も完成した姿は見られません。
メルヘン調な画風で知られる桑名市出身の小林さん。
ヨーロッパで実際に見た景色や、自分の生活を元にしています。
動物好きだった小林さんの作品は鳥の目線で描かれているものが多く、
どこか清々しさを感じられます。
山画廊の代表 山弘之さんは、
「三重を代表する画家3人の作品を、若い方にもぜひ見てほしい」と話していました。
三重の三人展は、27日日曜日まで開かれています。