「グッバイザリガニ!~釣って昔のトンボ池を取り戻せ!~」は、
三重県民の森 トンボ池に生息する
アメリカザリガニを釣って駆除し、
トンボ池の自然を保護するために始まったイベントです。
18日は、菰野町や四日市市から
親子連れなど36人が参加しました。
アメリカザリガニは、生命力と繁殖力が強く
水草や水生昆虫を捕食し、在来種への病気の媒介などで
生態系に深刻な影響をもたらすため、
緊急対策外来種に指定されています。
三重県民の森 所長の川瀬裕之さんによると、
トンボ池にはかつて
20種類以上のトンボが生息していましたが、
アメリカザリガニが すみ着いてからは
およそ5~6種類に減少したそうです。
このイベントは、
アメリカザリガニを含めた全ての外来種を駆除し、
トンボを呼び戻すことを目指しています。
親子で協力し合いながら合計51匹のザリガニを釣り上げると、
興味深そうに観察していました。
参加者は、
「動きが早く池も濁っていて姿が見にくいので難しかった。
釣れた瞬間はうれしかった」と話していました。