11日、すわ公園交流館で開かれたイベント、
「戦後80年 平和って!?みんなで知ろう!考えよう!」には、
およそ40人が参加しました。
はじめに桑名市で活動するグループ
「大人のための朗読、九華の会」が
戦争をテーマにした本や紙芝居、
桑名市の軍需工場に配属された少年兵士の手記を朗読しました。
続いて、桑華の会のメンバーで、
現在89歳の矢田治子さんが
1945年の桑名空襲の体験談を語りました。
当時9歳だった矢田さんは、
焼夷弾であたり一面炎に包まれる中、
はぐれないよう家族で1本のロープを握りしめ
近くの田んぼへ必死に逃げたことなど
当時の壮絶な様子を詳しく伝えていました。
矢田さんは、「一番大切なものは命。
平和を当たり前と思わず、
平和の重みを感じながら生活してほしい」
と訴えかけていました。
最後は、戦争がきっかけで作られた
童謡やフォークソングなどを歌う時間もあり、
来場者は、平和な世の中が続くことを願いながら
歌を歌っていました。