四日市市水沢町にある足見田神社の水まつりで
市の無形民俗文化財に指定されている
お諏訪おどりの奉納がありました。
1720年、干ばつに苦しむ村人のために
用水路の整備に尽力した庄屋、辻久善の功績を称え奉納された、
お礼踊りが始まりといわれています。
現在は、住民の有志で作るお諏訪おどり保存会が
毎年7月31日に奉納しています。
高さ1メートルほどの花笠と
重さ10キロを超える締め太鼓を身につけた踊り子が
歌や笛に合わせて踊ります。
太鼓を左右に揺らして踊るのが特徴で
訪れた人は勇壮な姿に見入っていました。
続いて奉納されたのは、名所おどりです。
これはお諏訪おどりから派生したもので
動きがより大きく激しくなります。
保存会では、踊りの価値や楽しさを
若い世代へと伝えながら地域の伝統を
繋いでいきたいということでした。
最後に花火が打ち上り、祭りが締めくくられました。