画家、八島正明さんによる
年に1度の自宅アトリエ展が開催されています。
会場は、いなべ市藤原町大貝戸1646-1の「アトリエ私呟館」です。
八島さんは昭和11年生まれ、88歳です。
大学で日本史を専攻していた八島さんが絵の道に進んだのは、
広島平和記念資料館に展示されている
「人影の石」がきっかけでした。
戦争で命を失った妹のことを思い出した八島さんは、
「妹の生きた証を」と、独学で絵を学び、独自の作風を確立しました。
八島さんは、涙を流して作品を見てくれる人など、
絵に込めた思いを共有してくれるのが嬉しいと話していました。