富士山1号墳発掘調査現地説明会には
県内外の歴史愛好家
およそ180人が集まりました。
鈴鹿市国分町東部に位置する富士山1号墳は、
5世紀後半に造られたとされる
全長55.7メートルの帆立貝式前方後円墳です。
市では、2021年度から
保存を目的とした学術調査を行っています。
文化財課の職員から
今年度の調査の概要が説明された後
発掘現場を見学しました。
古墳頂上部付近を掘り下げた調査で
木製の棺を粘土で覆った埋葬施設跡が見つかったほか、
そのそばで、およそ1500年前の
小札鋲留衝角付冑が出土しました。
副葬品とみられるこの冑は、
全国でも事例が30件ほどしかなく
三重県で出土したのは初めてのことです。
担当者によると、冑が見つかったことで
当時の鈴鹿川下流域の有力首長の墓と
推測されるということです。
冑は非常にもろく
周囲の土と一緒に取り出し、
現在は鈴鹿市考古博物館で保管しています。
市内から参加した人は、
「貴重なものが出土したことは市民にとって誇らしい」と
話していました。