農具の撮影監督を務めるのは、かんざき風物詩編集委員会 代表の坂倉馨さん、90歳。
神前地区で生まれ育ち、農家の家系だったことから、昔の日用品や農具の使い方に精通しています。
委員会が管理する神前地区郷土資料館には、
明治から昭和30年代に使われていた農具や生活道具、合わせて103点が展示されています。
坂倉さんは見学に訪れた小学生のある一言がきっかけで映像を撮り始めました。
坂倉さんのこだわりは、映像づくりをすべて自分たちの手で行うこと。
出演者やカメラマンなどの撮影スタッフは、全員が地域の人たちです。
さらに、
田畑などの撮影場所を提供する人、道具を持ち寄ってくれる人など、多くの協力が集まりました。
これまでに撮影は10回にわたり、76点の使い方を記録。
映像は文字や音声などを付けて分かりやすく編集しました。
2月16日、ついにお披露目の日がやってきました。
地区内にある神前小学校の3年生が社会見学として郷土資料館を訪れました。
学習用タブレットで二次元コードを読み取って
実物と画面を見比べながら、坂倉さんに次々と質問を投げかけます。
小学生の一言から始まった、坂倉さんの挑戦。
90歳のおじいちゃん監督が伝える
「暮らしの記憶」は小学生へと受け継がれていきます。