四日市市では、外国人避難者の受け入れについて考えてもらうと共に
外国人住民の防災意識向上を目的に毎年訓練を行っています。
参加したのは、自主防災組織の関係者や
14ヵ国の外国人住民、およそ150人です。
養老-桑名-四日市断層を震源とする震度7の地震が発生。
避難所のなやプラザに
四日市国際交流センターで日本語を学んでいた外国人が
避難するという想定で進められました。
訓練は2部構成で、第1訓練では、
5つのグループに分かれて外国人避難者に対し、
受付や避難所でのルールを説明しました。
訓練後、三重大学大学院工学研究科教授の川口淳さんによる講義があり、
文化や宗教を理解し寄り添うことや
同じ避難者として互いに助け合うことの大切さが伝えられました。
続いて行われた第2訓練では、講義や第1訓練の反省を踏まえて
優しい日本語で表記した掲示物を作るなど
各グループが工夫する様子が見られました。
参加者は、「反省点を持ち帰り、避難所運営マニュアル作りに役立てたいと
話していました。