地域活性化を目的としたプロジェクトが立ち上がりました。
その鍵となるのは、菰野町千種地区で生産されたコシヒカリ、「千種米」です。
地産地消の仕組みを再構築するとともに農業者の顔がみえる「千種米」のブランド化を図ります。


(左)菰野町千種の風景 (右)千種米パッケージデザイン 画像提供:エコムクリエーション
米粒を中心に配置したパッケージデザインには、
田んぼ越しにみえる夕日や、水、岩など千種の風景が織り込まれています。
17日から、道の駅菰野ふるさと館で「千種米」の販売が始まりました。
手がけたのは、千種米プロジェクト実行委員会です。
鈴鹿山脈からの清らかな水や、鈴鹿おろしと呼ばれる風、適度な寒暖差。
美味しい米ができる条件が揃った千種米。
敢えて飾りすぎないパッケージが千種という風土を現わしています。
いつもの田んぼから、いつもの食卓へ。
「千種米」は、税込で2キロが1800円、5キロが4500円で販売しています。


千種米プロジェクト実行委員会の代表を務める飯田さんは、地元、千種神社の神職です。
神社にとって「米」は切っても切り離せないもの、
日本神話においても「米」は神々からの贈り物とされています。
プロジェクトは、地元の米の美味しさを再認識した飯田さんが中心となり設立しました。
何故、今、地産地消が求められるのか。
その一つが、耕作放棄地の増加による獣害問題です。
里山は人の手が加わることで維持されてきました。
自然豊かな里山を次世代につないでいく
千種米プロジェクトの活動はこれからです。
