【ケーブルNews】三重大学と地元企業 連携セミナー

「三重大学と地元企業との連携セミナー」は、
三重大学が取り組んでいる研究を地元企業などに紹介し、企業の課題解決に役立てようというものです。
三十三総研や三重大学などが主催し、およそ10年前から続いているセミナーで、
15日は、食品関係の企業を中心におよそ20社、40人が集まりました。

今回は、「バイオ・食・環境の実践的イノベーション」をテーマに、
生物資源学研究科の教授・准教授が、研究内容を発表しました。
バイオマス科学を専門とする野中寛さんは、
「資源の枯渇が懸念される化石燃料と違い再生可能で、
自然に還りやすいバイオマス資源は、世界的にも関心が高まっている」と話しました。

特に、環境への負荷が少ない「植物由来の製品」が注目を浴びているそうで、
大手コーヒーチェーンでは、
海のプランクトンによって分解されやすい「バイオマスストロー」を採用。
紙ストローに比べて飲み心地が良く、環境へも配慮していると紹介していました。

野中さんは、
環境問題の改善に取り組む企業が増えているとし、
「バイオマス製品の需要が高まれば、近い将来、安いコストで開発できるかもしれない」と
今後の世界情勢を見据えていました。

参加した人は、「世の中の流れが分かってためになった。新しい視点を持つことが出来た」と話していました。

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