全日本学生柔道連盟が主催する「YAWARA Challenge Tournament」は、
大学女子柔道の振興を目的に去年初開催されました。
この大会の特徴は、普段、試合に出る機会が少ない選手に限定して、
参加資格が与えられていることです。
大会実行委員会によると、
部員が多い大学などでは、学校内での予選を勝ち上がらないとそもそも大会に出られないことも多いそうです。
一定の条件を満たせば誰でも出場でき、
今年は、全国の大学から53校、439人が出場しました。
試合は個人戦で、7階級ごとに分かれてのトーナメント方式でした。
制限時間4分の間に、1本を決めるか、2度技ありを決めると勝利します。
寝技に持ち込んだり、果敢に攻めて投げ技を決めたりする、
気迫のこもった試合を繰り広げていました。
「YAWARA Challenge Tournament」では、
去年の優勝選手が、その後、国際大会に出場し、優勝したという事例もあります。
大会関係者は、
「この大会が、選手たちの可能性を広げる場になってほしい」と期待を寄せていました。