廣幡神社では、初詣の参拝者に、体を温め、健康で良い年を迎えてほしいと、
大晦日と三が日に、境内で「大かがり火」を焚きます。
7日、氏子総代などおよそ40人が集まり、準備が進められました。
火を絶やさないために必要な薪。
その数はなんと、10トントラック2台半分。チェーンソーを使って細かく切り分けます。
その後、直径4メートルの円を描き、砂利を綺麗に取り除くと、深さ1メートルの穴を掘りました。
中心に据えるのはヒノキの丸太です。
薪を作るときに出た細かい木材を使って、根元がふらつかないように固定していました。
廣幡神社の大かがり火には、地元の人だけでなく、毎年県外からも多くの人が訪れるそうで、
氏子総代は、「年末年始に向けて、気合が入ります」と話していました。
この他、寒さから木を守るため、御神木である杉に竹を巻きました。
細く割いた竹を紐で縛り、幹に巻きつけていました。
新年に向けた準備が着々と進む廣幡神社。
大かがり火は、12月31日の午後11時頃に点火され、1月1日の日没まで焚き続けます。
また、2日と3日は、午前8時から日没まで焚かれます。