１２月６日、「治田鉱山跡」「まんぼ」をテーマにしたいなべ市郷土歴史講座が開かれました。
講師は 菰野町文化財調査委員 稲垣 勝義さんと、名古屋商科大学非常勤講師の筒井正さんでした。
稲垣さんは、北勢町に残る古文書「治田文書」から治田鉱山跡について読み解きました。
「治田鉱山」は、北勢町の旧治田村の西部にあり、
南河内山、多志田山、野尻山、君ヶ畑山の4つの山を総称した名称で
銀や銅を産出していたそうです。
シー・ティー・ワイでは、２０１２年に「治田鉱山跡」を取材、放送していました。
現在は、埋まってしまったところもあるそうです。 （画像：「治田鉱山跡」２０１２年撮影）
筒井正さんは、水の恵みをテーマに「まんぼ」について解説しました。
「まんぼ」とは暗渠型灌漑用横井戸のことだそうです。
まんぼの掘り方や鉱山との関係などを話していました。
実は筒井さんは、過去に、シー・ティー・ワイの特別番組でお世話になった方です。
廃村となった滋賀県「茨川村」の最後の住人です。
（画像：「茨川」２０１２年撮影）
電気・ガス・水道が引かれていなかった「茨川」からいなべ市北勢町に引っ越した時、
蛇口をひねれば水が出るなど大きな環境の変化を経験していました。
いなべ市に住んでいた小学生の頃は、「まんぼ」は遊び場だったそうです。
「いなべ市郷土歴史講座」は、１２月１２日(金）の「ケーブルNews」で放送します。
