菰野町消防本部が菰野厚生病院と連携して
救急事故対応訓練を実施しました。
訓練は、改修工事中に建物の天井が崩落し、
けが人が発生したという想定で行われました。
菰野町消防本部と菰野町消防団、
三重北医療センター菰野厚生病院、
聖十字看護専門学校などからおよそ90人が参加しました。
去年3月、菰野町と厚生病院は
災害時の対応に関する包括連携協定を締結しています。
今回は、締結後初となる合同訓練で
けが人の迅速な救助から、応急救護所への搬送までの流れを
確認することが目的です。
事故を知らせる通報が入ると、
消防車や救急車が駆け付け、救護にあたりました。
現場でケガの状態を判断し救急搬送の順序を決める
トリアージの実施や隊員による応急処置が行われた後、
設置された簡易テントの救護所に搬送しました。
菰野町消防本部では
高速道路の崩落事故や渋滞による多重事故など
数年に1回、このような救急事故対応に
出動しているということです。
菰野町消防本部の小林真也さんは、
「有事の際は迅速かつ適切な対応が求められる。
繰り返し訓練を行うことで課題を解消していきたい。」と
訓練を振り返りました。