22日に開かれた佐佐木信綱顕彰歌会は、
信綱の顕彰を目的に1972年から毎年開催され、短歌の募集・表彰を行ってきました。
小・中・高・一般と4つの部門に
北は北海道、南は沖縄県まで、全国から1690首の応募があり、
今年は去年より大学生の応募が増加しました。
各部門に信綱大賞や鈴鹿市長賞など5つの賞が発表され、受賞者に賞状が授与されました。
中学生の部、最高賞の信綱大賞には、鈴鹿市立平田野中学校 森煌華さんの歌が選ばれました。
森さんは、
日常の風景をイメージしやすいように作ったとして
「賞をとれるとは思っていなかったので評価していただいてうれしい。今後も続けたい」と話していました。
選者の一人、信綱のひ孫で、歌人である佐佐木頼綱さんは、
「小さな動作を感じて世界をしっかりと描いた。繊細な人間関係が世界を塗り替える瞬間が表れていた」と
講評を述べていました。
主催した佐佐木信綱顕彰会会長の堀千明さんは、
より若者が参加しやすくなるよう
「インターネットやスマートフォンなどを活用して今後も信綱祭を盛り上げていきたい」と話していました。