20日、相好アリーナ四日市で行われた総合実施訓練は、
四日市市の避難場所担当職員を対象に行われました。
災害関連死を招く場合もあることから即時性が求められる「し尿処理」。
訓練は、避難所などで速やかにトイレを整備できるようにすることが目的です。
市や県の職員などおよそ50人が参加しました。
講師を務めたのは、廃棄物の処理計画に携わる株式会社ウエスコの宗村邦嗣さんです。
参加者は、男性用トイレの数1基に対し、
女性用は3基設置するのが好ましいことなど
避難所における仮設トイレの知識について学びました。
他にも、少人数のグループに分かれて、
袋や吸水シートでつくった簡易トイレに水をかけ、処理するまでの流れを体験しました。
その後、実際に仮設トイレを組み立てる訓練がありました。
下水道に直接取り付ける「マンホールトイレ」を用いて、
マンホールのふたを外したり、目隠し用のテントを設置したりしました。
参加した市職員は、
「思ったよりトイレを組み立てるのが難しかった。
今回の訓練では6人で行ったが、有事の際は2、3人で組み立てることになると思うので
いざという時に困らないよう、手順を身につけたい」と話していました。