「三重の新嘗」醸終祭には、三重県神社庁や宮﨑本店の役員などおよそ20人が出席しました。
神事では新しくできた三重の新嘗を入れた桶が
杜氏から宮﨑本店代表取締役会長の宮﨑由至さんへ、
続いて神職に手渡され、神前へ供えられました。
三重の新嘗は、三重県産の酒米、神の穂で作る白酒で、
1933年から伊勢神宮をはじめ県内815の神社の新嘗祭で供えられます。
宮﨑本店では、2012年から三重県神社庁の依頼を受けて醸造していて、
今年は、一升瓶およそ3200本分が完成しました。
今年は夏の暑さで酒米の出来が心配されたそうですが、
生産者、そして蔵人の努力により、例年通りの良い酒ができたということです。
三重県神社庁庁長の山本行恭さんは、
「各神社の新嘗祭ではこの酒をいただきき、地域の人と喜びを分かち合いたい」と話していました。