四日市市にある神前小学校で保護者と教職員を対象に
子どもの性被害防止に関する講演会が開かれました。
講演会に参加したのは、
小学1年生から6年生の保護者と神前小学校の教職員、
地域のコミュニティスクールの職員などおよそ30人です。
子育てに関する電話相談を受け付けている
NPO法人MCサポートセンター みっくみえの代表
松岡典子さんが講師を務めました。
テーマは、子どもたちを性被害から守るために 今、大人にできること。
松岡さんは性知識の乏しさと
被害にあっても言えない環境に問題があるとして、
性教育の重要さを訴えました。
一方で、こうした話題は大人も敬遠しがちなことから、
参加者同士で家庭での性教育について
情報交換をする時間も設けられました。
特に話題に挙がったのは、年齢ごとの教える内容や、
伝え方などの悩みです。
これに対し松岡さんは、
まずは大人が恥ずかしがらないことが重要だと話し、
子どもの関心や質問に向き合うよう呼びかけました。
また、絵本を使って学ぶ方法や、
一人で体を洗う習慣から
「自分の体は自分のもの」と意識してもらうことも有効だと
伝えていました。