菰野町歴史文化探訪プロジェクトを主催するのは、
菰野町郷土研究会など3団体で組織する
菰野町文化遺産活用推進実行委員会です。
歴史愛好家など50人が参加した3日は、
菰野町文化財調査委員会副会長の樋口靖さんと
千種公民館館長、三枝義久さんの2人が
千草地域の風土や歴史などを紹介しました。
朝明川上流の扇状地に位置する千草地域は
はるか昔から、伊勢と近江を繋ぐ交通の要衝だったそうです。
また良質な石材が豊富に産出されたことから
江戸時代には、現在の大阪府から多くの石工が移り住みました。
石工が建設した地域のシンボルになっている
千草の常夜燈や朝明川の洪水を防ぐための堰堤などは
歴史的に貴重な文化遺産だということです。
樋口さんと三枝さんは、
「地域の歴史を学び直すことで
ふるさとへの誇りを持ってもらいたい」と話していました。