介護や医療に興味をもつモノづくり企業などが
ニーズの収集や技術情報を得る機会を作ろうと開かれました。
20日、県内の企業などからおよそ20人が参加し、介護機器の設備見学や意見交換を行いました。
会場となった鈴鹿グリーンホームは、入居者が快適に過ごせることや従業員が働きやすい環境の改善を目的に、
およそ10年前から介護テクノロジーの導入に取り組んでいます。
室内の見守りを支援する機器は、センサーで感知した危険動作をスマートフォンへ通知します。
離れた場所でも確認ができるため、夜間の人手不足による業務負担も軽減しています。
また、車いすからベッドなどへ
移動させるときに介助機器を使うことで従来より必要な人員を削減でき、
介護者の表情をしっかり見ながら介護できるということです。
実際に体験した参加者は、
「思った以上に活用が進んでいて驚いた。
蓄積したデータを分析し機器を作ることが大事」と話していました。
介護施設へのテクノロジーの導入について鈴鹿グリーンホームは、
「課題を掘り下げ、その施設に適したものを考えることが重要」と話していました。