【ケーブルNews】長太鯨船行事

11日と12日の2日間、鈴鹿市長太地区で
長太鯨船行事が行われました。
長太鯨船行事は、豊漁や地域の発展を祈り
明治時代初期に始まったといわれています。

戦後、人出不足などの理由で奉納が途絶えましたが、
1991年に復活し、
翌年には鈴鹿市の無形民俗文化財に指定されました。

船の名前は天王丸で、踊り子が銛を放って鯨を仕留めた後、
喜びを表現するように船首を持ち上げ、回転する演技が特徴です。

行事初日の11日、天王丸は飯野神社で演技を奉納し、
その後、町内の個人宅や事業所、病院などを練りました。

天王丸の演技を初めて見たという人は、
「勇壮な鯨船の演技に感激した」と話していました。

長太鯨船保存会では毎年、後継者の育成と地域教育を目的に、
長太小学校3年生を対象に鯨船教育を行っています。
今年も、行事への参加を希望した4年生から6年生25人が、
踊り子や太鼓、鯨や唄い手を担当しました。

参加した小学生の一人は、
「地域の伝統をつなぎ、みんなで行事を盛り上げたい」と
話していました。

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