酒井田柿右衛門は、
佐賀県の有田焼を代表する窯元のひとつとして
江戸時代前期から現代まで受け継がれています。
きょう10日から近鉄百貨店 四日市店で始まった
「十五代 酒井田柿右衛門展」には、
5年間かけて準備された作品50点あまりが並びます。
柿右衛門さんの作品は、
赤、青、黄、緑、紫の5色を使った華やかな色絵が特徴です。
桜やひまわり、もみじ、椿など
四季折々の色絵が、左右非対称に描かれています。
磁器本体は、
絵柄が引き立つような温かみのある乳白色です。
これは「濁手」と呼ばれる技術で、国の重要無形文化財に指定されています。
花瓶や香炉のほか
手にとって見られるコーヒーカップもあり、
柿右衛門さんの技術をじっくりと鑑賞できます。
展覧会は、14日 火曜日まで開催されています。
11日、12日は、十五代 酒井田柿右衛門さん本人が会場を訪れるということです。