第43回となった公害犠牲者合同慰霊祭には
遺族をはじめ、一見勝之三重県知事や森智広四日市市長、
関係者などおよそ60人が参列しました。
市によると、
公害認定患者でこれまでに亡くなった人は1146人で、
去年9月からの一年間で亡くなった15人のうち、
9人の名前を加えた名簿が慰霊碑に供えられました。
慰霊碑に花束を供えたのは市内の小中学生5人でした。
5人は、公害で9歳の娘を亡くした谷田輝子さんに
直接、話を聞くなど自由研究や授業で
四日市公害について学んできたということです。
参列した森市長は
「犠牲者の悲しみと苦しみは続いている」として、
四日市公害の経験を忘れることなく
更なる環境保全と発展に向けた取り組みを進めていきたいとしました。
参列者は一人ずつ献花し、手を合わせました。