四日市市東富田町、北部地域の6町で構成される北島組。
宮守として、長らく鳥出神社の管理をしています。
所有する鯨船は「神社丸」です。
8月31日には、台船を出し
祭に向けて山車の組み立てを行いました。
およそ100はあるという部品を山車蔵から運びだすと
太鼓の設置や屋形の組み立てなど
台船で作業をする班などに分かれて効率良く進めていきました。
船の組み立てにあたって手順書などはありません。
しかしそこは気心知れた保存会の会員同士、声を掛け合い、
部材に書かれている印やこれまでの経験をもとに
取り付けていきました。
祭本番が9月になったことに合わせ
例年より1か月遅い8月の作業となったこともあり
額からは汗が噴き出しています。
今年、北島組では折れかかっていた銛を新調しました。
真新しい銛が8月の日差しに照らされ
まばゆいくらいの輝きを放ちます。
開始からおよそ1時間半で鯨船が完成。
27日からの本番に向けて
保存会メンバーの熱気も高まってきました。