9月2日、トラックで運ばれてきたのは
修理を終えたUSED BOOK BOXです。
景観との調和や、子供の目に留まりやすいという理由から
緑から赤に色を変え、諏訪新道に戻ってきました。
2020年に古い電話ボックスを活用して設置された町の小さな図書館は、今年2月交通事故により破損してしまいました。
これを機に、諏訪新道沿いの商店街や街の人が相談し再建を決定。
意図を汲んだ鈴鹿市のハマムラ工業が施工を請け負い、
子どもが使いやすく、頑丈なオリジナルのボックスが完成しました。
また今回新たに、三重県産の尾鷲ヒノキを使ったベンチを設置。
ゆっくり本を読むだけでなく、待ち合わせなど、
活用の幅が広がる工夫も加えられました。
そして9月5日。
デザイン担当者や行政関係者などを招いてお披露目です。
台風の接近で実施が心配されましたが
午後には晴れ間が広がり無事に開催。
近所の子どもたちも加わった除幕式は
和やかな雰囲気で進められました。
最後にハマムラ工業から本が寄贈され、
早速、子どもたちが本を読む様子がありました。
専門店が並ぶ商店街に
用事がなくても足を運んでもらいたいと始まった
USED BOOK BOX。
読みたい本を見つけた人が自由に持ち帰り、
次の機会に別の本を持って来るという循環式の図書館です。
生まれ変わったことをきっかけに、再び
商店街のシンボルになることが期待されます。