今月5日までの1週間は「防災週間」です。
菰野町にある宿泊施設で消防訓練が行われました。
訓練は、湯の山温泉グリーンホテルの2階から出火した想定で行われました。
菰野町消防本部と菰野町消防団の隊員50人のほか、
旅館従業員で構成される湯の山温泉協会の会員およそ50人が
客役などで訓練に参加しました。
火災を知らせる報知器が鳴ると
従業員がホテルから屋外へと避難を促していました。
また、従業員の通報で消防車両が駆けつけ、
負傷して1階で逃げ遅れた人の救出や、
はしご車を使って屋上に取り残された人を救出する訓練も行われました。
今回は初めての試みとして
ドローンから音声を出し、救助を待つ人に対して
はしご車の状況や避難の仕方について呼びかけました。
菰野町消防本部では、毎年防災週間に合わせて
町内の宿泊施設で特別消防訓練を行っています。
湯の山温泉グリーンホテルの従業員は、
「初めて消防署と一緒に訓練する従業員も多く、いい経験になった。
学んだことを今後の対応に生かしたい」と話していました。