24日、トヨタ車体いなべ工場で開催された
「車体マンなりきり体験」には、市内の小中学生15人が参加しました。
これは、SDGs「質の高い教育をみんなに」の達成を目指して、
いなべ市と企業が連携して企画した体験型ワークショップです。
工作を通して、電力を使わずに動かす機械の仕組みを学びました。
小学6年生以上の子ども達が組み立てたのは、滑車と重力の原理を生かした「ボルト定量取り出し器」です。
実際に工場内でも使われていて、部品の組み立て作業の効率化に役立っています。
また5年生以下は、ハンドルを回すと箱の中から絵が飛び出す工作を通じて、
エンジンなどに使われる機構を学びました。
続いて、スプレー塗装やボルトの取り付け、材料の検品作業などを体験しました。
検品作業では、特別な道具を使い、不具合の原因となるキズを探した他か、
スプレー塗装では、ハンドルを握る力を調節しながら正確に塗料を塗っていました。
父親がいなべ工場で働いているという中学生は
「従業員の技術力の高さに驚いたし、お父さんの仕事も知ることができて良かった」と話していました。