8月27日から販売される純米吟醸 白希には、
鈴鹿工業高等専門学校の今田一姫准教授や学生などが培養した
野生酵母が使われています。
製造したのは、鈴鹿高専出身の上島憲さんが
代表取締役を務める岐阜県の平田酒造場です。
鈴鹿高専が酒造りに関わることになったのは
2018年に始まった三重県工業研究所を含む
産学官連携の共同研究がきっかけです。
伊勢独自の素材で何か新しいものを作ろうという取り組みで、
コロナ禍などで一時中断したものの、
2022年に平田酒造と鈴鹿高専で再開、
2023年に大吟醸 伊勢の希 甘口が完成しました。
消費者のニーズに合わせ、2024年に辛口を作り、
今回の白希は3品目です。
純米吟醸のにごり酒で、
クセの少ない飲みやすさが特徴だということです。
3品とも鈴鹿高専が伊勢神宮周辺で採取した藤の花から培養した酵母と、
伊勢神宮の神田で作られた米、イセヒカリが使われています。
白希は伊勢市にあるヒカリ酒販のインターネットサイトで
8月27日から500本限定で販売されます。