五穀豊穣や家内安全を祈願する
いなべ市北金井の盆山車曳きは、
毎年8月15日の金井神社の
中元祭神事の一環で行われているものです。
午後4時、叩き出しのあと、
子ども達に曳かれながら山車が神社を出発。
子供から大人までが一緒に鉦と太鼓を力一杯に叩き、
祭りを盛り上げました。
100年ほど前から続くといわれるこの山車曳きは
2017年に青年団の解散などの理由で
一度休止となりましたが、
2023年に青年団OBが中心となり
北金井祭山車保存会を結成し、復活させました。
保存会の会員は、
「子ども達に祭りの楽しさを知ってもらい
長年続いてきた行事を
次の世代に引き継いでもらいたい」と話していました。
午後7時半には、同じく祭りを行っていた
隣の員弁町石仏の山車との共演がありました。
それぞれが競い合うように
鉦と太鼓を打ち鳴らしていました。
北金井自治会長の日紫喜清文さんは、
「他の地区とも連携しながら、
地域住民が一つになれる祭りを
大切に繋いでいきたい」と話していました。