特殊詐欺被害を未然に防止したとして、12日、
鈴鹿警察署から鈴鹿郵便局へ感謝状が贈られました。
署長の辻幸保さんから、
鈴鹿郵便局局長の松下晴彦さんと職員の橋本由紀子さんに、感謝状と記念品が贈呈されました。
橋本さんは、7月16日、
窓口で高額な現金を引き出そうとしていた70代女性の対応にあたりました。
事情を聴くと、女性は、
「札幌警察を名乗る男性から電話があり、
通帳のお金を全額引き出して自宅に保管するよう指示された」と答えました。
不審に思った橋本さんはすぐに上司と相談し、
警察に通報するなどの対応を行い、詐欺被害を未然に防止しました。
三重県内での特殊詐欺被害は、今年6月末までで
244件発生しており、去年から106件増加しています。
近年は特に、警察などの捜査機関を騙るものが突出して多いということです。
橋本さんは
「こうした詐欺などへの気付きにもつながるので、
今後もコミュニケーションを大事に窓口業務をしていきたい」と話していました。