鈴鹿回生病院は設備の老朽化や近年増加する救急搬送件数に対応するため、
救急外来の増設工事を行いました。
新しくなった救急外来は、処置室のフロア改装と初療ベッドが拡充されました。
フロアの広さは増設前と比べおよそ1・5倍となり、ベッドは2床から3床に増加、
スタッフカウンターはコの字型となり、処置室中央に設置されました。
また、より安全な医療を提供できるように陰圧室が新設されました。
陰圧室には、部屋の内部の気圧を建物の外部よりも低く保つための装置が設置されています。
気圧を低くすることで、空気が外に漏れることを防げ、病原体の拡散を防止します。
玄関から直接入ることができるため、
感染症患者の受け入れに伴う院内感染のリスクを抑えることができます。
この他、処置後の静養スペースを拡充するなど、「断らない救急」の実現を目指しています。