「戦争を知る -菰野町の戦争遺跡より-」は、
戦争にまつわる遺跡や史料を通して、戦争と平和について考えるきっかけにしてもらおうと企画されたものです。
菰野町には、かつて陸軍の演習場と廠舎、特攻用飛行場が設けられていました。
展示では、当時の地図や航空写真、跡地に残されていた薬莢や銃弾などが公開されています。
また、名古屋市から菰野町への学童疎開についての記録や写真、体験者の証言が、パネルで紹介されています。
食糧不足や空襲被害の影響を受け、当時の子どもたちが非常に厳しい生活を送っていたことが読み取れます。
菰野町図書館 郷土資料コーナーの宇佐美正文さんは
「私たちには戦争そのものの責任はないが、戦争について知る責任がある。
当時の子どもたちがどれほど大変な思いで生きていたかを私たちは知らなければならない」と話していました。
この展示は、9月21日 日曜日まで行われています。