鈴鹿市中央消防署では2023年から、
自動車リサイクル業を営む株式会社三重パーツと連携し、
交通事故対応訓練を実施しています。
7月30日は、消防職員や特別救助隊員
合わせて18人が参加しました。
自動車による交通事故が起こると、
燃料の液漏れや、高圧電流による感電、
エアバッグの破裂などが発生し、
救助隊員が二次災害に遭う可能性があります。
訓練では二次災害を防ぐため、
自動車の構造を理解したり、
取り扱い技術を学んだりしました。
ハイブリッド車と電気自動車には、
高電圧のバッテリーが搭載されていて、
高圧電流が流れるケーブルは
オレンジ色で識別できるようになっています。
隊員たちは、バッテリーに付いたプラグを抜いて
電流が流れないようにするための手順などを
真剣な様子で確認していました。
このほか、エアバッグが実際に破裂する様子や
エアバッグの構造を見学する講習もありました。
鈴鹿市中央消防署によると
実際の自動車を使った訓練を通じて、
安全な活動と迅速な救助につなげたいということでした。