「第28回 木村哲美 線・彩画展 果物と野菜たち」には、
木村哲美さんが1年間で制作した作品、およそ90点が展示されています。
定年後から絵画を始めた木村さんは、これまでの17年間、毎回異なるテーマで個展を開いてきました。
今回のテーマ「果物と野菜たち」は、
コロナ禍で外出できず風景画が描けなくなった時期に、身近にある題材として描き始めました。
下書きはせず、万年筆を使って力強く生き生きと輪郭を描いています。
そして、作品の多くは、実際のものとは異なる配色が施されています。
これは、明るい絵に仕上げたいという木村さんのこだわりで、ラテン系の大胆な色使いが特徴です。
木村さんは「自分の作品で、見る人の心にある暗い部分を吹き飛ばし、
明るい気持ちになってもらいたい」と話していました。
展示は、7月14日 月曜日まで開催されています。