四日市市富田地区の住民で作る「賑わいのある文化の香るまちづくり委員会」では、
地域に根ざした伝統文化を通して住民の絆を深めることを目的に、
60年ほど前に途絶えた虫送り行事を2008年に復活させました。
今年は、5日に行われ、伊賀留我神社、茂福神社、北村鎮守若宮八幡神社の3ヶ所から、
およそ300人が富田霊園に向けて歩きました。
参加者が手にしていた松明は、竹と菜種がら、麦わらで作ったもので、
長さが3メートル近くあります。
燃えさかる松明を慎重な面持ちで運んでいました。
富田霊園では、富田仏教会による虫送り法要が行われました。
参加者の一人は、「この行事が世代を超えて住民同士が交流するきっかけになっているので
今後も続いてほしい」と話していました。