四日市公害と環境未来館の開館10周年記念関連行事、
「語り部さんのお話を聞こう」が開かれました。
関連行事は全2回開かれ、
1回目は、四日市公害と新潟水俣病の
語り部2人が順に登場しました。
四日市公害と環境未来館の語り部、谷田輝子さんは
職員からの質問に答える形で話をしました。
谷田さんは、9歳の娘を四日市公害で亡くしています。
ぜんそくで苦しむ娘の様子や
働きながら家族を支えつづけた経緯を語り
次のように話しました。
「新潟県立環境と人間のふれあい館」の語り部
水澤洋さんは、公害によって10歳の時に
頭痛やしびれなどの症状が出ました。
それ以来、近所の人や友人、先生などから差別を受けるなど
体だけでなく心も激しく傷つけられながら
歩んできた道を語りました。
そして水俣病の要因は
工場を稼働し続けた人の心にあると話しました。
訪れた小学生は、
「公害のつらさがわかった。
公害を学んで同じことを繰り返してはならないと思った。」と
話していました。