鈴鹿大学と鈴鹿大学短期大学部で、
教員の研究成果を地域の人に公開する
学術研究会が開かれました。
これは、大学の研究推進センターが日々の活動を広く知ってもらい、
教員の研究成果を地域で役立ててもらおうと
毎年4回にわたり開催しています。
今年度初回となった18日は、
こども教育学部教授の齋藤信さんが
「戦争と平和~心理学との関わりから~」と題し発表しました。
齋藤さんによると、
古くから戦争は人類の歴史や文化、
科学技術などに大きな影響を与えていて、
心理学の分野でも同じ事が言えるそうです。
精神分析学の創始者であるフロイトをはじめ、
戦争の時代を生きた心理学者が
現代に通じる理論や概念を多く残しているということです。
また戦争の陰に、悲しみの歴史があることを忘れてはいけないとし、
繰り返さないためには、後世に歴史や体験を語り継ぐことや
自分の人格や思想を客観視できる視点を持つことが必要と呼び掛けていました。