四日市市川島地区。鹿化川の両岸には、1000本を超える桜が植えられています。
桜まつりが開かれるなど、地域の人に愛されていますが、
樹齢50年以上の老木が増え、枝が折れるといった被害も出ています。
5月31日、鹿化川の桜を守る「かわしま・さくらもり」が、
地域の人や、同じく桜の老木の課題を抱える海蔵地区桜対策協議会の会員とともに
活動を行いました。
現行の河川法では、防災上の観点から堤防に樹木を植えることは禁止されています。
作業の前には、樹木医から、桜の本数を残すには、木の根や切り株から生えてくる若芽を育て、
木を「再生」させなければならないと学びました。
鹿化川では、およそ100本の桜に肥料を与えました。
参加した中学生は、
「慣れ親しんだ桜並木を守る活動を知ることができてよかったです」と話していました。
「かわしま・さくらもり」では、
地域の象徴でもある桜並木を再生させるため、今後も努力していきたいということです。