【ケーブルNews】鈴鹿市で御樋代木を迎える

神宮式年遷宮に合わせ桑名から伊勢までの市町で行われる「御樋代木奉迎送行事」。
6月9日、神戸石取祭の祭車とともに、鈴鹿市では初めてとなる歓迎行事が行われました。
神戸宗社の周りには、20年に一度の御樋代木を一目見ようと、
平日にもかかわらず多くの人が詰めかけました。
御樋代木が通る神戸本通りには地元の飲食店などが並び、町全体が歓迎ムードに包まれていました。

午前9時50分ごろ、御樋代木が神戸に到着しました。
実は、神戸の人々と式年遷宮には特別なつながりがあります。

北萱町の祭車には、神戸にゆかりのある倭姫の人形が飾られています。
御樋代木と共に倭姫が神戸にやってくる。
この地に伝わる神話が蘇ったかのような瞬間です。
御樋代木が境内の中に入ると、よさこいや獅子舞による神賑行事が執り行われました。
そして、メインイベント「お木曳」には、地域住民を中心に500人以上が綱を引き、
神戸石取祭の関係者、神戸宗社の氏子など、総勢1000人近い人が参加し、神戸本通りを埋め尽くしました。

神戸宗社から鈴鹿市役所前までのおよそ500mを練り、
最後は神戸石取り祭りの祭車全8台が鐘と太鼓を打ち鳴らしてご神木に向けて奉納。
伊勢神宮まで響かせるかのように、思いのこもった総叩きで、
鈴鹿市初の歓迎行事を締めくくりました。

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