2033年に行われる式年遷宮に向けた準備である
御樋代木奉迎送行事が8日から9日にかけて
北勢地域で行われました。
御樋代木奉迎送行事は、
天照大御神のご神体を納める器の材料となる
御樋代木を伊勢神宮へ向けて運ぶ行事です。
長野県と岐阜県で伐採された御樋代木は、
各地で郷土の伝統神事や芸能などの迎えや見送りを受けながら、
三重県まで運ばれます。
きのう8日、桑名市に御樋代木が到着しました。
桑名市はそれぞれの御樋代木が合流し、
伊勢国の入口として特に大規模な行事が
執り行われる場所です。
引継ぎ式のあと、
御樋代木は一般参加者や神社関係者など
およそ1300人によるお木曳で
桑名神社に運ばれました。
境内で執り行われた奉迎祭では、
多くの地元住民が見守る中、
祝詞の奏上や伊勢太神楽の奉納などが行われました。
また、石取祭の祭車による太鼓や鐘の音が響き渡り、
御樋代木の到着を盛大に出迎えました。
そして、きょう9日、御樋代木は桑名市を出発し、
午前9時ごろ、地元の人や関係者に見守られながら、
四日市市の中央緑地公園前を通過しました。
午前10時ごろ、
御樋代木は鈴鹿市神戸宗社に到着しました。
鈴鹿市内で奉迎送行事が行われるのは今回が初めてです。
多くの地元住民が集まる中、奉迎祭が行われ
よさこいや獅子舞の演舞が奉納されました。