【ケーブルNews】窯炎と薪能

藤原薬師山 紫光窯では、地域の人に日本の伝統芸能の能に親しんでもらおうと
毎年の登り窯の仕上げとなる「攻め焚き」に合わせ、「窯炎と薪能」と題したイベントを開いています。

敷地内の森の中に設置された舞台では、
はじめに地元立田地区で開かれている「能楽校」に通う小中学生5人が、
能の演目の中心部分を面や衣装を着けずに舞う「仕舞」を披露しました。

その後、喜多流の能楽師、高林昌司さんが、
室町時代に成立し現代まで受け継がれている能の歴史について分かりやすく解説しました。

そして最後を締めくくったのは、
喜多流シテ方の長田郷さんをはじめとするプロの能楽師による能「半蔀」です。

源氏物語の光源氏と夕顔の恋物語を元にした「半蔀」は、
京都に住む僧の夢の中に夕顔の霊が現れ、光源氏との思い出を語り、舞を舞うという物語です。
今回は来場者が短時間で楽しめるよう、物語を再編し後半部分を中心に演じました。

来場者の一人は、「自然の中という雰囲気も素晴らしく今年も感動しました」と話していました。

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