今年3月には、三重県産の木材を使った伝統技術「三重組子」が三重県の伝統工芸品に指定されました。
三重組子は、菱組や三つ組手といった基本的な技術をもとに麻の葉や桜亀甲などの柄を表現するもので
三重県に古くから伝わっています。
建具職人は、伝統技術を伝えるとともに時代に合った新たな技術を提案しています。
職人の一人は、「建具としてだけでなく、芸術作品やインテリアなどとしても
身近に感じてもらえれば」と話していました。
またこの日は、表彰式も行われました。上位3つの受賞作品は、全国大会へ出品されます。
三重県知事賞には、鈴鹿市にある市野建具店が選ばれました。
主催した三重県建具工業協同組合 理事長 長野政次さんは、
「今後、職人が伝統工芸士に認定されるなど、技術力・開発力を高め、
より切磋琢磨する機会になる展示会にしていきたい」と話していました。